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皆さんこんばんは、スタッフ井上です。 本日も松山は一日中雨でした。 連日の雨で気分は下がりますが、毎年水不足が心配される松山にとっては恵みの雨になったんですかね♪ こんな雨の日は屋内で過ごすのも良いのでは♪ ‥ということで本日は、先日観た映画をご紹介したいと思います♪ これを観てきましたよ↓ 「イヴ・サンローラン」。 21歳でクリスチャン・ディオールの後継者に抜擢され、50年もの間独創的でエレガントなスタイルで世界の賞賛を浴び、ファッション界の頂点に君臨、2002年に引退、2008年6月に亡くなったイヴ・サンローランの足跡をたどる長編ドキュメンタリー映画です。 監督は、若い頃からサンローランに憧れていたという写真家のピエール・トレトン。 イヴ・サンローランといえばご存じ「YSL」が重なったロゴでお馴染みの20世紀後半のファッションを支えた重要人物、イヴ・サンローランをしのぶ物語です。とはいっても、何か劇的なドラマが待っているわけではありません。生涯を通じてイヴを支え続けたピエール・ベルジェを通じて語られる彼との静かな思い出の話しです。 本作はフランスの国営放送が作ったドキュメンタリーで原題は「L'Amour Fou」です。 これは「狂ったような愛」の意味です。 その名の通り、本作ではピエール・ベルジェの超人的なまでの献身と、そしてサンローランの極度の鬱病を患いながらもファッションに没頭していく狂気性が静かに語られていきます。 あまりここでどうこう書くような内容の話しではありませんので「とにかく観て!」としか書けないのですが(苦笑)、それで終わるのも何なのでここでは本作では語られない(=フランス人にとっては当たり前すぎて今更説明不要な)サンローランの立ち位置を書きたいと思います。 まず現在のファッション業界の仕組み↓ サンローランの功績を一言でいうと「貴族のものだった"オシャレ"を大衆に下ろした」ということに尽きると思います。これを説明するために、そもそものファッション業界の成立の仕方を見てみましょう。 今のファッション業界の流れは以下の様になっています。 1. 有名デザイナーが新作を「コレクション」として発表する。 (およそ年2回/ここは全てオリジナルもの) 2. コレクションの新作をオーダーメイドで金持ち向けに売る。 3. コレクションを大衆向けのサイズにアレンジしてコピーを作り世界中の直営店にならべる。 4. 有名ブランドのコレクションをパクッたデザインを中小のブランドが作りそこそこの値段で量産する。 (だいたい2~3年遅れ/ここがいわゆる流行) 5. さらに中小のブランドが作った商品をパクってファストファッションがさらに安値でばらまく。 だいたいこういう流れです。コレクションが発表されてから大衆服になるまではだいたい3年程度はかかります。 今年(2011年)の春の女性向けは花柄が流行ると言われていました。 参考): 夢のあるカラフルな色に注目!2011年流行色 これは4年前のパリコレクションの春夏モデルで発表されたものに由来しています。 こういう風にファッション業界には明確なヒエラルキーがありまして、有名ブランドのコレクションで発表された物が時間を掛けて大衆に下りていくシステムになっています。ですので、たぶん来年の春にはユニクロやH&Mには花柄が一杯並んでいるはずです。 上記で言う1番と2番の項目のことをファッション業界では「オートクチュール」と呼びます。「オートクチュール」は「オーダーメイド」とほぼ同じ意味です。つまりお金持ち向けの一点モノです。サンローランの師匠にあたるクリスチャン・ディオールもオートクチュールでしたし、基本的にサンローラン以前のファッションブランドは皆オートクチュールをメインにしていました。 ところがサンローランは自社ブランドを作ってわずか4年後には早くも「イヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュ」という量販用(=プレタポルテ)の直営店を立ち上げます。そして軍服だったトレンチコートを一般向けにアレンジして売り出したり、当時の"現代絵画"だった抽象画家のモンドリアンの絵をそのままワンピースにのせたり、奇抜なアイデアで大衆向けの服をデザインしていきます。これらは完全に既製品で、色やサイズを複数展開したいわゆる「つるしの服」です。当時はそこまで「大衆服」というカテゴリはありませんでした。クリスチャン・ディオールやシャネルは貴族や金持ちしか買えない服でしたし、そもそも普通の人は「服にお金を掛ける」という発想がありませんでした。そこにサンローランは「デザインが同じだけど色やサイズがいろいろあるコピー品」を売る商売を始めるんです。これはサンローランの革命でした。 ところが結局2001年に「イヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュ」はグッチに買収され、それがきっかけでサンローランは引退します。この引退会見が本作の冒頭に流れるものです。この会見にはかなり恨み言が入っています。ここで大事なのはグッチは元々デザイナーが立ち上げたブランドではなく、今で言うセレクトショップだったという点です。つまり「小売店」です。サンローランが作った「大衆に向けて服を作る」というビジネスが物凄く拡大した結果、小売店に乗っ取られちゃったようなものなんです。ですので、イヴ・サンローランの死というのはファッション業界にとっては本当に象徴的な出来事なんです。 現在のファッションは戦前の様に再び極端に2極化しました。いわゆるハイファッションと呼ばれる1着数万円の世界と、1着数百円からあるファストファッションの世界です。日本で言えば「百貨店御用達ブランド」みたいな中間の市場がごっそり抜けてしまっています。そしてこの中間層はまさしくサンローランが作った市場だったんです。 いまイヴ・サンローランのドキュメンタリーを見るというのは、彼の功績とファッション市場の移り変わりを考えることに繋がります。 ということで大変勉強になる映画ですので、是非劇場じゃなくても良いのでご覧下さい。オススメです♪ そして、本日も商品の入荷がありました↓ 詳細はまた後日♪ それでは皆さん、HAVE A HAPPY DAY♪ -------------------------------------------------------------------- FREEMAN 〒790-0004 愛媛県松山市大街道1-5-16 TEL&FAX 089-989-1123 freeman@mbr.nifty.com 【取扱ブランド】 ≪MEN’S≫ melple(メイプル) JACKSON MATISSE(ジャクソンマティス) RIDING HIGH(ライディングハイ) ANACHRONORM(アナクロノ―ム) Wilson(ウィルソン) FilMelange(フィルメランジェ) Wilson(ウィルソン) ≪LADY’S≫ Americana(アメリカーナ) Westwood Outfitters(ウエストウッド アウトフィッターズ) ≪BAG≫ SLOW(スロウ) PARROTT CANVAS(パロットキャンバス) ≪雑貨≫ TIMEX(タイメックス) ≪USED(アメリカ古着)≫ T-SHIRTS/SHIRTS/SWEAT/KNIT/VEST/ COAT/JACKET/PANTS/GOODS/SHOES/BAG
by freeman20070312
| 2011-05-12 20:36
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